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■ エッジAIとは何ですか?
エッジAIとは、クラウド(インターネット上のサーバー)ではなく、デバイスの近く(エッジ)でデータ処理や推論を行うAI技術のことです。
従来のAIは、スマートフォンやIoT機器がデータをクラウドに送信し、クラウド上の強力なコンピューターが計算を行い、その結果をデバイスに返す形でした。しかし、エッジAIでは、データをクラウドに送らずにデバイス上で直接AI処理を行うため、より速く・安全に・効率よく動作します。 -
■ IoTとは何ですか?
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)は、さまざまな物(デバイス)がインターネットを介して互いに接続され、データの送受信を行う仕組みのことを指します。
例えば、スマートフォンと家電を連携させて遠隔操作するスマートホームシステムや、交通システムで使用されるセンサーなどがIoTの一例です。 IoTの活用により、日常生活やビジネスがより効率的で便利になります。 -
■ 「IoTube」の主な特徴は何ですか?
「IoTube」は、直管LED照明とセンサーカメラが一体となったIoTデバイスで、以下のような特徴があります。
【設置工事不要】
既存の照明と交換するだけで設置可能。
※直管LED照明がついていないタイプもあります(設置工事必要)
【広視野角・高精細映像】
広視野角の魚眼レンズと4Kカメラによる高精細映像。
【リアルタイムストリーミングと過去動画取得】
PCやタブレットで映像を確認・ダウンロード可能。
【AI解析】
AIによる動画解析で人流解析や行動分析が可能。
※お客様のニーズにより開発が必要
【双方向通話】
マイク・スピーカー機能で緊急時の通話が可能。
また、デバイスには8種類のセンサーを搭載しています。(サーモセンサー、温湿度センサー、3D加速度センサー、煙感知センサー、Co2センサー、BLE ビーコン、マイクロフォン、スピーカー) -
■ 録画データはどのように保存されますか?
IoTubeに内蔵したmicroSDカード(256GB)に保存されます。標準画質モード・24H稼働で2週間分の録画が可能です。(解像度を下げることで最大3カ月分の録画が可能となります。)
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■ 録画データのプライバシーはどのように管理していますか?
個人情報の漏洩防止として、録画データは全て暗号化して保存する仕様となっています。
SDカードが抜かれたとしても映像を見ることはできませんのでご安心ください。 -
■ 監視カメラとの違いは何ですか?
監視だけが目的のカメラとは異なり、IoT技術を活用しています。リアルタイム視聴に加えて、過去動画の取得や双方向通話が可能です。また、8種類のセンサーを搭載し、AI技術を活用して異常検知や動き検知など、さまざまなユースケースへの応用が可能です。(AI開発についてはお問い合わせください)
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■ 録画可能時間について教えてください
標準画質モード・24H稼働で2週間分の録画が可能です。
(解像度を下げることで最大3カ月分の録画が可能となります。) -
■ 録画データは安全に管理されていますか?
録画データは暗号化処理により記録時に秘匿(ひとく)化されています。第三者・外部からは判読できないようになっています。
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■ 「IoTube」の通信方式について教えてください
通信方式は4G(LTE)となります。
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■ 「IoTube」にはどんな種類がありますか?
直管LED照明と一体化したタイプが2種類と、LEDがついていないタイプ(シーリングユニット)があります。
(従来型の直管蛍光灯を設置中の場合はLED電源化の工事が必要です) -
■ 「IoTube」の取り付け角度の調整はできますか?
LED一体型タイプは 0度、±22.5度、±45度 での取り付けが可能です。
シーリングユニットは -22.5度〜90度での調整が可能です。 -
■ 「IoTube」の取り付けにはどのくらいの時間がかかりますか?
LED一体型タイプは通常のLED照明の交換作業と同じですので、数分で完了します。
シーリングユニットは設置工事が必要になります。 -
■ 「IoTube」の導入事例について教えてください
2020年に某鉄道会社様へ過去動画取得機能が中心の初期モデルを10,000台納品させていただきました。その後、2022年に新たなモデルとしてエッジAIやリアルタイムストリーミング、双方向通話、8つのセンサー等の新機能を追加し、現在では首都圏を中心に10社の鉄道会社様に導入いただいております。
また今後、関西圏で1社の導入を予定しております。 -
■ 「INFODIA(インフォディア)」とは何ですか?
「INFODIA」は、AIカメラ、IoT機能を有したデジタルサイネージ(電子看板)です。次のような特徴があります。
・AIカメラによる人数や年齢、性別などの解析
・遠隔で状態を監視し、自動復旧機能を搭載
主に街頭や商業施設で広告や情報表示に使用されます。 -
■ 「INFODIA」の導入事例について教えてください
沖縄県那覇市の国際通りに49台設置し、エッジAI技術を活用したデジタル屋外広告ソリューションを提供しました。観光情報やさまざまなコンテンツが表示されるほか、人流解析を行い、都市の活性化や災害時の対策に活用されています。